熟年離婚後の女性の生活!独りの生活は幸せ?それとも不幸せ?

「もし熟年離婚をしたら…女性が一人で生活できるのかしら…」
「夫の浮気に苦しめられ続けた生活…もうイヤ!」
「私の人生…このままでいいのかしら…」
「夫の浪費ぐせに、今後も我慢しないといけないの…」

こんな想いが湧いているあなたは、いままで、家族に尽くしてきて20数年、子どもたちのためにと自分の本当の想いに目をつぶってきたのではないしょうか。でも、もはや子供たちも立派に自立し、一安心。

50代を過ぎて、ふと残りの人生を考えるとき…『熟年離婚』の言葉が浮かんでくるかもしれません。

「ダメダメ。生活費や老後のお金はどうするの」
「これから仕事なんてできるのかしら」
「生活が変わると、
いままでのお友達との関係や趣味が続けられなくなるかもしれない…」

不安もいっぱい出てきますよね。この記事で、実際に「熟年離婚」という行動を起こした先輩たちの『その後』を覗いてみませんか。ちなみに、熟年離婚には一般的に二つの意味があります

  1. 50代以降の夫婦が離婚をすること
  2. 長年連れ添った夫婦が離婚をすること

この記事では①の「50代以降の夫婦が離婚をすること」に思い煩っている女性に向けて、書いていきますね。


熟年離婚したい女性の後悔しない生活!

熟年離婚して「幸せな女性・不幸せな女性」それぞれの生活

熟年離婚した女性達は、その後は幸せなのでしょうか? それとも不幸せなのでしょうか?

実際には「離婚してよかった」と幸せをかみしめる女性達「離婚しなければよかった」と不幸せに嘆く女性達がいます。どんな違いがあるのか検証してみます。

熟年離婚で幸せをかみしめる女性達の「3つの自由」


熟年離婚で幸せをかみしめる女性は「精神・行動・経済」の3つの自由を手にしています。

精神的な自由

夫にギャンブルや浪費の癖があると、妻は借金や日々の生活費の捻出に頭を悩まされます。また、夫から暴力や虐待を受ける恐怖や、浮気をされ続け傷つく苦痛もあります。熟年離婚で、これらの問題が根本から解決したと感じると、相当に心が軽くなることでしょう。ホッとできる状態が手に入るのです。

これこそ「精神的な自由」ですね。

行動の自由

結婚当初は「妻だから」と自分を抑え、遠慮して、夫に合わせていた人間関係…結婚生活が長いと、小さな不満も、いつの間にか膨れ上がります。大きなストレスになっていることが多いようです。

たとえば、

  • 夫の両親と折り合いが悪い
  • 夫側の兄弟姉妹とのかかわり方が一筋縄ではいかない
  • 夫の両親の介護に重圧を感じる
  • また、自分の趣味や友達付き合いを、夫によく思われていないケースもあります。「俺が働いている時間無にお前は遊んでいるのか」なんて言われ、楽しいはずの時間を罪悪感を持ちながら過ごしたり…これらのストレスが、熟年離婚によって解放されると「行動の自由」として感じられます。

    また、熟年離婚後に、女性として自信を持てる出会いや、シニア再婚など新しい「行動の自由」に幸せを感じる方もいます。

    経済的な自由

    夫のギャンブルや浪費癖のために、妻として返済の義務を負っていたり、そこまででなくても、妻個人が使うお金を制限されている場合があります。洋服・化粧品などの女性特有の出費や趣味の費用などを「それは本当に必要なのか」などと監視されていた女性です。

    このような体験を持っていると熟年離婚により「経済的な自由」を感じるようです。

    「熟年離婚なんてしなければよかった」と嘆く女性達の「4つの不幸せ」

    もちろん熟年離婚をして幸せをかみしめる女性ばかりではありません。「熟年離婚なんてしなければよかった」と嘆く女性達が多いことも事実です

    その理由は大きく「4つの不幸せ」に分けられます。

    「思い描いたことのない孤独感」という不幸せ

    あなたはたった一人での食事に慣れていますか?家族で住んでいれば、夫の姿がなくても、たとえ不仲であっても、家の中に人の気配があります。あなたと関係している人たちの存在は感じられます。それらを完全に失ったとき、思い描いたことのない孤独感に襲われるといいます。

    また、予定がない休日にやるせなさを感じ、会話をする相手がいない事実に愕然として熟年離婚を不幸せだと感じます

    「生活が成り立たない」という不幸せ

    熟年離婚後の一人暮らしにいくらかかるのか、しっかりした見通しを立てられているかどうかは重要です。見通しが甘かったり、そもそも見通しすら立てずに、行き当たりばったりで離婚に踏み切ると、生活が成り立たなくなります

    子供に生活費の援助を求める方も多いようです。ただ、子どもたち自身にも生活がありますから、ずっと面倒をみてもらえるとは限りません。子供たちが先にギブアップしてしまい縁を切られてしまった女性もいるのです。

    「交友関係が続けられない」という不幸せ


    熟年離婚ともなると、一緒にいた年数に比例して、交友関係のかなりの割合が、夫婦共通になります。とくに、夫婦共通の趣味があり、同じコミュニティに所属していたりすると、それまでと同じ交友関係を続けるのはなかなか難しいようです。

    ですので、妻である女性自身の趣味のサークルなどがあれば、まだよいのですが、通常は、離婚したことで交友関係が続けにくくなり、居場所が少なくなります。妻の身に危険があるほどに、切迫した夫婦関係の場合には、考慮すべき点ではないでしょう。

    ですが、良好な交友関係は、思っている以上に「人が快適に楽しく暮らしていくための潤滑油」となっています。「これまで当たり前にしていたこと」がなくなった場合の想定もしておくと後悔が少なくて済みます。

    また、離婚後の経済状況によっては、これまでの趣味やコミュニティの付き合いに割くお金の余裕がなくなり、続けたくても続けられなくなるケースもあります。

    「仕事がみつからない」という不幸せ

    専業主婦、あるいは扶養控除内で仕事をしていた女性特有の悩みです。彼女たちは家族が健やかに過ごすために、心地よい生活空間をととのえ、栄養を考えた食事をつくるなど、お金に変えられない価値ある仕事をしてきました

    ですが残念なことに、収入を得るための仕事を開始するとなると、別の問題が出てきます。家族を支えてきた経験が活かせて、かつ、満足のいく収入を得る職種はなかなかありません。さらに、社会で働いたのが数十年前で、特殊な技能がないとなれば、再就職はなかなか難しいのが現実です

    これに加えて離婚時の財産分与がうまくいかなかったりすると、かなりの確率で熟年離婚後の生活資金が不足します。その結果「熟年離婚なんてしなければよかった」と嘆くことになります。

    熟年離婚を経験した女性の実態


    彼女達の不幸せの原因は、「不十分な生活費」と「満たされない心」です。
    そして、この2つをクリアするためには、離婚に至るまでの十分な準備が必要です。現実的な損得も勘定に入れて、冷静に計画を立てることが大切です

    一方で「離婚してよかった」と確実に”幸せをかみしめる女性達は、夫の存在自体に生活を脅かされています。

    たとえば、夫から暴力や虐待を受けて身体・精神ともに緊急事態にあったり、夫の浪費やギャンブルなどによる借金の負債を抱えている場合です。

    彼女達は、その後の生活状況が厳しくても、離婚をした幸せの方が上回ります


    まとめ

    これまで熟年離婚を実際に行動を起こした、先輩たちのその後を覗いてきました。

    もしあなたが、離婚後に後悔しない生活を送りたいのであれば「離婚しなければよかった」と不幸せに嘆く女性達に大きなヒントがあります。

    今の生活がツラいと「すぐに別れたい!」と感情的になりがちですが、熟年離婚後にもっとツラい思いをしないように、先輩たちの体験から大いに学びたいですね。

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